福建省の廈門は、明代から貿易港で栄えた歴史があります。そのため海外に新天地をもとめ華僑となった人を送り出した街です。また、台湾にも近く、経済特区となった今は台湾との行き来も盛んです。廈門からフェリーでコロンス島に渡ると、石畳の小道の周りには古い洋館が残されています。1842年の南京条約で、18カ国の共同租界となり洋館が多数たてられました。歴史の名残を感じながら美しい島を散策しました。
 望郷は7枚組写真です。現実から希望へ、そして異国から故郷を望むイメージです。 

廈門  2006年春